SNSでマンジャロという言葉をよく見かけるようになりました。
実際に打っている人の体重推移を投稿しているのを見て、「そんな方法があるのか・・・」と思ったのが正直なところです。
その後、近所の病院にマンジャロ注射の案内が貼ってあるのを見かけて、意外と身近な選択肢なんだと気づきました。
脂肪肝の改善を目指してきた僕も、一度は気になって調べました。
この記事では、マンジャロがどんな薬で、脂肪肝にどう効くのかをまとめつつ、「なぜ自分は使わなかったのか」と「実際にどうやって改善したか」を書いています。
マンジャロが気になっていて、自分に合う方法を探している方の参考になれば嬉しいです。
マンジャロとはどんな薬か
GIP/GLP-1の二重作用で何が起きるか
マンジャロの主成分は「チルゼパチド」という薬です。
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)とGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)、この2種類の受容体に同時に作用する比較的新しい仕組みの薬とされています。
わかりやすく言うと、「食欲を抑える」「血糖値を下げる」「満腹感を長持ちさせる」という作用が組み合わさっています。これらが重なることで、体重が減りやすくなると考えられています。
同じGLP-1作用を持つオゼンピックより減量効果が高いとも言われており、SNSで話題になっているのも納得です。
日本での保険適用は2型糖尿病のみ
マンジャロは日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており、糖尿病の治療を目的とする場合は保険が適用されます。
一方、「脂肪肝を改善したい」「お腹痩せしたい」という目的で使う場合は自費診療になります。
処方してもらうにはクリニックを受診する必要があり、費用はクリニックによって異なりますが、月額数万円程度のケースが多いとされています。
マンジャロに脂肪肝への効果はあるのか
体重が減ると脂肪肝が改善するメカニズム
脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積している状態です。
体重が減ると内臓脂肪が減り、肝臓に蓄積していた脂肪も減少していくとされています。
マンジャロは食欲を抑えて体重を減らす効果があるため、間接的に脂肪肝の改善につながると考えられています。
また、血糖値をコントロールする作用も持っているため、糖質の過剰摂取による脂肪蓄積も抑えやすくなるとされています。
臨床データが示す改善率
SYNERGY-NASH試験という臨床試験では、チルゼパチドを脂肪肝患者に投与した結果、以下の改善率が報告されています。
| 投与量 | 脂肪肝の改善率 |
|---|---|
| 5mg | 44% |
| 10mg | 56% |
| 15mg | 62% |
用量が上がるほど改善率が高くなる傾向があり、脂肪肝への一定の効果が期待できると言えそうです。
ただし、あくまでも体重減少を介した改善であるため、食事や運動習慣の改善と組み合わせることが重要とされています。
使う前に知っておくべきこと
費用の実態
マンジャロを自費診療で使う場合、初診料・薬代・注射費用を含めると月に数万円程度かかるケースが多いとされています。
効果が出るまである程度の期間が必要なことを考えると、継続するには相応のコストがかかります。
「せっかく高いお金を払ったから続けよう」という気持ちが、習慣化のモチベーションになる人もいます。一方で、費用が負担になって途中でやめてしまうケースもあるようです。
主な副作用
主な副作用として多く報告されているのは、吐き気・嘔吐・下痢などの消化器系の症状です。
投与量を増やしていく過程で特に出やすいと言われており、体が慣れると落ち着いてくることが多いとされています。
重篤な副作用は少ないとされていますが、自己判断での使用は避け、必ず医師の指示のもとで使うことが大前提です。
やめたらリバウンドするのか
これが、調べていて一番気になったところです。
薬が食欲を抑えている間は体重が落ちていきます。ただし、やめると食欲が戻ってくるため、食事や運動の習慣が身についていない状態では、リバウンドしやすくなると考えられています。
「薬をやめても太らない体を作れるかどうか」が、マンジャロを使うかどうかの一番のポイントだと思います。
僕がマンジャロを選ばなかった理由
食事管理と筋トレで数値がすでに改善できた
正直に言うと、マンジャロを調べ始めた時点で、食事管理と筋トレによって数値の改善が確認できていました。
ALTは2025年2月の41から、同年11月には36まで改善。体重も約6kg減っていました。
筋トレの再開は2025年5月、食事記録(カロミル)を本格的に始めたのは2025年8月です。それぞれ始めたタイミングはずれていましたが、数字として結果が出てきたのを見て「このまま続けよう」と思えました。その時点で、今さら注射という選択肢は自分には必要ないと判断しました。
習慣として残るものを選んだ
マンジャロは薬を使っている間は効果がありますが、やめたときに何が残るかを考えると、習慣だけが残ります。
一方、食事管理や筋トレは続けていれば体の変化として残り続けます。
費用をかけて薬を使うより、同じ期間を食事管理と筋トレに使った方が、長期的に見て自分には合っていると判断しました。
これ以上体重を落としたいわけではなかった
もう一つの理由として、今は体重をキープしながら筋肉をつけることが目標になっているため、これ以上体重を落とすことを目指していませんでした。
マンジャロは体重を減らすことには効果的ですが、筋肉量の低下というリスクも伴うとされています。筋トレを続けながら使うことには向き不向きがあると感じました。
マンジャロなしで脂肪肝を改善した方法
食事管理(PFCバランス・カロミル)
食事管理で一番効いたのは、「何をどれだけ食べたか」を数値で把握することでした。
カロミルというアプリを使って毎食記録し、PFCバランス(タンパク質・脂質・糖質)が目標値に収まるように調整しています。
僕が設定している目安はこちらです。
| 栄養素 | 目標値 |
|---|---|
| タンパク質 | 90g(筋トレ日は115g) |
| 糖質 | 250g以内 |
| 脂質 | 60g以内 |
最初から完璧にやろうとすると続きません。まずは「食べたものを記録するだけ」から始めて、自分が何を食べすぎているかを把握することが先決です。
食事記録の始め方についてはこちらの記事で詳しく書いています。

まず「続けられる運動」から始める
筋トレと聞くと、週5で何時間もジムに通うイメージがあるかもしれませんが、最初はそこまで必要ありません。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動から始めてもよいですし、ジムに通う前に自宅トレで体を動かす習慣をつけるところから始めてもよいです。

僕自身も、最初からBIG3(スクワット・デッドリフト・ベンチプレス)だったわけではなく、マシンで全身を動かすところからのスタートでした!
「まず続けること」を最優先にして、自分が無理なく続けられる運動を選ぶことが大事です。続けているうちに体が変わってきて、自然ともっとやりたくなります。
8ヶ月でALTが改善した記録
筋トレを再開したのは2025年5月、食事記録を本格的に始めたのは2025年8月です。その年の11月の健康診断でALTが41→36まで改善しました。
数字だけ見ると劇的には見えないかもしれませんが・・・30歳のときは59、34歳のときは52まで上がっていたことを考えると、自分にとっては大きな前進です。
ALTの年別推移をまとめるとこうなります。
| 年 | ALT | 備考 |
|---|---|---|
| 2018年(30歳) | 59 | 脂肪肝初診断 |
| 2022年(34歳) | 52 | テレワーク・ジュース過剰摂取時期 |
| 2023年(35歳) | 24 | 断食・筋トレ本格化 |
| 2024年(36歳) | 39 | 子育てでジム中断 |
| 2025年2月(37歳) | 41 | 改善開始前 |
| 2025年11月(38歳) | 36 | 改善確認 |
一直線には改善しませんでした。でも「また戻れた」と思えたのは、何が効いていたかを体感として知っていたからだと思います。
マンジャロを使うなら食事・筋トレと組み合わせるべき理由
薬が効いている間に習慣を作らないと戻る
マンジャロは確かに効果のある薬ですが、使うことを決めたなら「薬が効いている間に何を身につけるか」を考えることが大切だと思います。
食欲が抑えられている期間に食事記録を習慣にする、体が動きやすくなっている期間に筋トレのルーティンを作る。そういう使い方であれば、薬をやめた後も続けられる土台が残ります。
「楽に痩せたい」という気持ちはわかります。ただそれだけを目的にすると、高い費用をかけてもリバウンドする可能性が高くなってしまいます。
運動は「続けられるもの」から始めればいい
マンジャロで体重が減ると筋肉量も落ちやすくなるとされているため、運動と組み合わせることは特に重要です。
とはいえ、いきなりジムに通わなくても大丈夫です。
まずはウォーキングでも、自宅での簡単な筋トレでも構いません。「今週も体を動かした」という事実を積み重ねる方が、長く続けられます。
自宅でできる運動から始めたい方はこちらの記事を参考にしてください。体が変わってきたタイミングでジムに切り替えても遅くありません。

まとめ
マンジャロは脂肪肝への効果が臨床データでも示されており、「薬として機能する」という点は事実です。
ただ、使い続けるには継続的なコストがかかること、やめたときにリバウンドするリスクがあること、この2点は知っておく必要があります。
僕がマンジャロを選ばなかったのは、食事管理と筋トレで自分なりに改善できたからです。完全否定ではなく、「自分には必要なかった」という話です。
もしマンジャロを使おうと考えているなら、「薬と一緒に食事・運動習慣を整える」という前提で取り組むことをおすすめします。このブログで書いている食事管理・筋トレの方法が、その土台づくりに役立てれば嬉しいです。
