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筋トレでクレアチニンが上がる理由と対策

脂肪肝を改善したくて筋トレを始めたのに、健康診断でクレアチニンの数値が悪化していた。そんな経験をした人は、意外と少なくないと思います。

2025年11月の健康診断で、まさに僕がそれをやらかしました。ALTは改善していたのに、クレアチニンが基準値を超えてきたんです。

この記事では、筋トレとクレアチニンの関係、脂肪肝持ちならではの数値の読み方、そして健康診断前の調整方法について、実体験をもとに書いていきます。

目次

2025年11月の健康診断結果を見たときの正直な感想

クレアチニン1.15・eGFR59という数字

結果票を見て、最初に目に入ったのがクレアチニン1.15(基準値1.10mg/dL以下)という数字でした。eGFRも59まで下がっていて、腎機能を示すふたつの指標が同時に基準を外れていました。

数値だけ見ると、腎臓に何か問題が起きたんじゃないかと不安になりそうですよね。でも幸い、医師からも特に指摘はありませんでした。まあ、そこで冷静でいられたのには理由があります。

でもALTは36に改善していた

一方でALTは36。2025年2月の41から改善していて、基準値の範囲内に収まっていました。2025年5月から食事管理と筋トレを本格的に再開したので、脂肪肝の改善という意味では手応えを感じられる数値でした。

ASTは31と微増でしたが、こちらも極端な異常値ではなかったです。今回はオプションで内臓脂肪検査も受けていて、こちらも問題なしという結果。
クレアチニンは気になるものの、脂肪肝の改善という目的においては十分な手応えを感じられる健康診断でした。

バズーカ岡田の本を直前に読んでいたから「調整ミスったな」と思った

健康診断の少し前に、バズーカ岡田さんの書籍「筋トレ効果を最大化する タンパク質戦略」を読んでおり、そこに「プロテイン摂取やトレーニングの影響で、腎機能や肝機能の数値が悪化することがある」という内容が書いてありました。

だから結果票を見た瞬間の感想は「調整ミスったな」でした(笑)
焦りというよりは反省の気持ち。ちゃんと知識として持っていたのに、事前の休止期間が足りなかったという失敗です。

筋トレをするとクレアチニンが上がる仕組み

クレアチンリン酸の代謝産物がクレアチニン

クレアチニンとは、筋肉でエネルギーとして使われるクレアチンリン酸が代謝された後に出る老廃物です。つまり、筋肉を動かすほど、クレアチニンは多く産生されます。

健康診断などで「腎機能の指標」として測られることが多いため、高いと腎臓が悪いイメージを持ちがちです。でも実際には、筋肉量が多い人ほど、筋トレをしている人ほど、クレアチニンは上がりやすいんです。

筋肉量が多いほどベースラインが高くなる

週3回、BIG3中心に筋トレをしている僕のような場合、筋肉量そのものが増えているため、日常のベースラインとしてクレアチニンが高めになる傾向があります。

基準値は一般成人の平均をもとに設定されているため、筋トレをしていない人と同じ基準で比べると「高い」と判定されやすい。これは腎機能の異常ではなく、筋肉量の反映という場合があります。

トレーニング直後・脱水時はさらに上昇しやすい

さらに、激しいトレーニングの後や脱水状態にあるときは、一時的にクレアチニンがさらに上がります。トレーニング直後の血液検査では、通常よりも高い値が出やすいんです。

僕の場合、健康診断3日前から筋トレを休止したのですが、それでも数値が戻りきらなかった。それが「調整ミス」だったと思っています・・・。

eGFRが低下したのも同じ理由

eGFRはクレアチニンから計算されるため連動する

eGFR(推算糸球体濾過量)は、腎臓がどれくらい血液をろ過できているかを示す指標です。この数値、実はクレアチニンの値をもとに計算式で算出されます。

つまり、クレアチニンが上がれば、それに連動してeGFRは下がります

僕のeGFR59という数値も、クレアチニン1.15を受けてそう計算されたもの。腎臓のろ過機能そのものが落ちたわけではない可能性が高いです。

「クレアチニンが高い=腎臓が悪い」は必ずしも正しくない

クレアチニンはあくまで間接的な指標です。筋肉量が多い、激しい運動をした、脱水気味だった、といった筋トレ由来の要因でも上昇します。

もちろん、腎臓の病気で上昇する場合もあるため、一概に「大丈夫」とは言えません。ただ、筋トレをしていて他に自覚症状がない場合、まず筋トレ由来を疑ってみるのは合理的だと思います。

より正確に腎機能を測るシスタチンCという指標もある

より精度高く腎機能を見たいときは、シスタチンCという指標があります。こちらは筋肉量の影響を受けにくいとされていて、筋トレをしている人の腎機能を正確に評価するのに向いているとされています。

健康診断でクレアチニンが高く出て不安な場合、かかりつけ医にシスタチンCの測定を相談してみるのも選択肢のひとつだと思います。

脂肪肝持ちが筋トレを始めるとALTはどう動く?

ALTは脂肪肝由来と筋肉由来の2種類がある

ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)は主に肝臓に存在する酵素で、肝細胞が傷つくと血中に漏れ出して数値が上がります。脂肪肝の指標として有名ですね。

ただ、ASTやALTは筋肉にも含まれているため、激しい筋トレの後は筋肉由来で数値が上がることがあります。脂肪肝持ちが筋トレを始めると、この2種類の影響が混在するため、数値の解釈が少しややこしくなります。

プロテインとの兼ね合いについてはこちらの記事でも詳しく書いています。

ASTとALTの比率で判別する方法

一般的に、筋肉由来の数値上昇ではASTがALTより高くなりやすいとされています。一方、肝臓由来(脂肪肝など)の場合はALTがASTより高くなることが多いです。

僕の2025年11月の結果はAST31・ALT36。ALTのほうが若干高いですが、どちらも基準値付近で大きな乖離はありません。これは脂肪肝が改善しつつある状態を反映しているんじゃないかと自分では思っています。

脂肪肝が改善中なら筋トレを続けても大丈夫な理由

筋トレには内臓脂肪を減らす効果があるとされています。脂肪肝の改善には食事管理と運動の組み合わせが有効とされていて、有酸素運動だけでなく筋トレも積極的に取り入れることが推奨されています。

食事管理の記録についてはこちらの記事でも書いているので、合わせて参考にしてみてください。ALTが基準値内で推移しているなら、筋トレ由来の一時的な数値変動を過剰に心配せず、継続していくのが大事だと思っています。

健康診断前に筋トレを控えるのは何日前から?

一般的な推奨は48〜72時間前から

健康診断前の筋トレ休止については、一般的には48〜72時間前(2〜3日前)からの中止が推奨されているとされています。これはクレアチニンやAST・ALTが筋トレ後に一時的に上昇し、48〜72時間で通常値に戻ることが多いためです。

ただし、これはあくまで目安です。個人差がありますし、トレーニングの強度や普段の筋肉量によっても違ってきます。

僕が3日前から休んでも数値が戻りきらなかった理由

僕は健康診断3日前(72時間前)から筋トレを休止しました。理論上は十分なはずだったんですが、クレアチニンは1.15と基準値超えになってしまいました・・・。

考えられる理由としては、ふだんのトレーニング強度が高め(スクワット120kg・デッドリフト120kgなど)で筋肉への負荷が大きかったこと、そして筋肉量が増えていること自体がベースラインを押し上げていた可能性があります。本格的に筋トレをしている人は、4〜5日前からの休止が必要な場合もあるかもしれません。

プロテインの休止も合わせて必要

僕は筋トレの休止と同時にプロテインの摂取も3日前から止めていました。それでも数値が戻りきらなかったので、プロテインだけ止めても不十分な場合があります。

筋トレもプロテインも、健康診断前は一緒に休止する。これが基本だと思います。アルコールと肝臓の関係についてはこちらの記事でも触れていますが、健康診断前の「止めどき」という意味では共通する考え方です。

こんなときは自己判断せず受診した方がいいサイン

数値の急上昇・全身倦怠感・浮腫がある場合

クレアチニンやeGFRの異常が筋トレ由来か腎臓の問題かを自分で判断するのには限界があります。次のような場合は、自己判断せずに受診することをおすすめします。

  • クレアチニンが急激に上昇している
  • 全身に強いだるさがある
  • 足やまぶたに浮腫(むくみ)がある
  • 尿の量や色がおかしい

このような症状が出ている場合は、筋トレ由来では説明がつかない可能性があります。

腎臓病リスクがある場合は話が変わる

もともと

  • 腎臓病の既往歴がある
  • 糖尿病や高血圧を持っている
  • 家族に腎臓病がいる

という場合は、クレアチニンやeGFRの変動を筋トレのせいにして流すのは危険です。

僕の場合は脂肪肝が主な問題であり、腎臓病のリスク因子は特にありませんでした。だから「筋トレ由来」と判断して経過観察にしたわけです。

リスク因子がある方は、必ずかかりつけ医に相談してください。

まとめ:筋トレで数値が動いても焦らなくていい理由

2025年11月の健康診断でクレアチニンが1.15と基準値を超え、eGFRも59に低下しました。でも医師から特に指摘はなく、僕自身も「調整ミスったな」という感想だけで、焦りはありませんでした。

それはバズーカ岡田さんの本で事前に知識を持っていたから。筋トレをしている人のクレアチニンやeGFRは、筋肉量やトレーニングの影響を受けやすいとわかっていました。

一方でALTは36と改善していて、脂肪肝の改善という本来の目標は着実に進んでいます。数値が一部基準値を外れても、全体の流れで見ること、そして筋トレ由来の影響を正しく理解しておくことが大事だと思っています。

健康診断前は4〜5日前からの筋トレ・プロテイン休止を試してみること、症状がある場合は必ず受診すること。この2点を押さえておけば、筋トレを続けながら脂肪肝を改善していくことは十分できると思っています。

※本記事は筆者の個人的な体験・調査に基づくものであり、医療的な診断・治療を目的としたものではありません。
体調に不安がある場合は必ず医療機関にご相談ください。

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この記事を書いた人

アラサーで脂肪肝と診断され、生活改善を決意し「痩せてるのにお腹ぽっこり」から脱却。
自身の経験を元に無理なく続く食事・筋トレ・生活習慣改善のノウハウを発信中!

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